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「開拓者たち」を見て

昨夜NHKドラマ「開拓者たち」の再放送を見た。シリーズ3回目(?)の方正から新京(長春)にかけての逃避行を描いたものだったが、死に行くもの生き残るものの別なく互いを思いやり、わが身を捨てても仲間を助けようとする姿に涙を禁じえなかった。私が育った信州からは満蒙開拓の名のもとに、多くの農家の二・三男らが満州に渡って命を落としたり、取り残された子供らが残留日本人孤児となったりした悲しい歴史があるだけに、他人事とは思えなかったからだろう。当時私の父は小学校の教員として諏訪地方の山村に奉職しており、上層部からは満蒙開拓青年団員の募集を命じられていた。しかし、農家の長男でもあった父は、外地に行くまでもなく足元に耕す土地があるとして、教え子の誰一人として推薦しなかったという。その懲罰として、父はそれこそ車も通わぬ木曽の山奥の分教場に飛ばされ、終戦後の異動で郷里復帰が許されるまで家族の顔もほとんど見られなかった。諏訪地方ではその後引揚者が各地に入植し、私の故郷の村も戦時は8つだった集落が12まで増えている。何のための満蒙開拓だったのか、夥しい犠牲を生んだ歴史の一コマを振り返りながら、しばらく考えさせられる時を過ごした。

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Author:suwanoumi
PC勉強中の後期高齢男性。趣味は土いじりと読書、歴史ものが中心。今は桜にからむ日本と米国の交流の歴史を追いかけています。ブログは始めてまだ1日、これから楽しみです。

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